レクチャー&パーティ/新堀学

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日に日に金沢の町にも春の陽気が感じられますね。
待ちに待った春の到来です。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。

先日
いきいき荘ではレクチャー&パーティが行われました。ゲストは新堀学さんです。


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安藤忠雄さん(建築家)の事務所から独立されて、
建築の分野に留まらず幅広く活躍されている建築家です。
また第一回レクチャー講師の五十嵐太郎さんと
『リノベーションスタディーズ』をまとめられています。

レクチャーのテーマは「 ユーザー/アーキテクト/イニシアティブ」。
建築家として敷地の内側で考えることと、敷地の外側の活動で考えることを紹介。
自身の分野を越えた活動を「橋を架ける/bridging architecture」として
まとめられてました。


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 建築家として敷地内で考えることでは、
施主とのやり取りで学んだことや、
お施主さんの活動・維持・運営も含めて成立する建築の考えを伺いました。
生きられた家ですねー。

また敷地外の活動では、
同潤会大塚女子アパートを生かす会の設立、
大分県蒲江町でワークショップ、
静岡県下田再創生塾の色々な分野を越えたつながり、
取手アートプロジェクトのお話を伺いました。

外部からの人も参加して、
ワークショップやレクチャー、展覧会などを通して町を知るきっかけをつくり、
そこから色々な状況が生まれ繋がっています。
なにより活動する人たちには共有した建物や町への思いがありました。
ここでも一貫して作家としての匿名性が強いです。


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建築家は建築・空間の観点から、そういう状況のきっかけをつくってあげることもできるのですね。
また、それはいろんな人にも各々の能力からできることがあります。
何気ない一軒家もちょっとした視点や使い方から「いきいき荘」として、
こんなすばらしい状況・場をつくることができるのですよー。

新堀さん、貴重なお話をありがとうございます!!
『リノベーションスタディーズ』をCAAKへ寄附していただきました。
みなさま、本はCAAKアーカイブスにありますので、是非気軽に見に来てくださいね。


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料理は今回もCAAK料理隊とa.k.aケータリングのコラボレーション。
いつにも増して豪華です。新堀さんを囲んで総勢30近くの人たちといきいき荘はにぎわいました。

そして、いよいよいきいき荘のエンディング。
ひとり感極まるブログ管理人。次回からは寺町の町屋になります。


これからもCAAKをよろしくおねがいしますねー!!!!!




PS.
今回の写真1枚目と2枚目はアーティスト糸崎さんが撮られました。
いきいき荘に数日前から滞在して制作しています。
糸崎さん情報もまた載せますよー。乞うご期待です。


(NN)
 

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