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CAAK & Kapo Creator in Residence 7: 児玉エミ

CAAK & Kapo Creator in Residence 参加アーティスト 児玉エミによるパフォーマンスのお知らせです。
みなさんのご来場をお待ちしております。


CAAK & Kapo Creator in Residence 7: Emi Kodama

「湖は、島で海」      児玉エミ
The Lake is a Sea and an Island    Emi Kodama

日時:2012年9月8日(土) 19:00〜22:30
会場:Kapo gallery (金沢市小将町1-11 山越サンアートビル2F)
参加無料
 
 
どうぞ、見覚えのある場所へ。そう、あなたもここに来た事はあるでしょう。
でも、そこはこんな感じではなかったはず。そこにわたしはいなかった。
 
どうぞ、入りください。座ってください、紙の壁の間に。
 
この夕べにおいでください。目を閉じて、耳をたて、思い出し 、そして見つける場所へ。
 
You are welcome to a familiar place. Yes, you have been here before.
But it wasn’t like this. It wasn’t with me.
 
Come in; take a seat between these paper walls.
 
Please join me for an evening where you close your eyes, listen, remember, and look.
 

 
(テキスト:児玉エミ)


内容:会場では児玉エミによる朗読のパフォーマンスを体験できます。
 
定員:15分毎に10人程度ずつ
 
 
主催:CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa, Kapo (Kanazawa Art Port)
助成: Flemish Community, City of  Ghent
後援:金沢市
協力:浅倉紙業
ドイツのアーティストMorgan Betzさんが4月~5月末の期間に金沢で滞在制作を行います。
平面作品を中心に制作するMorganさんは、金沢での滞在中に木版画、陶芸、生け花等の体験を通じて日本文化を自身の制作に取り入れたいと考えます。
Kapoのギャラリースペースをスタジオにして、新作の制作が行われる予定です。

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Tonight nothing, 2009

Morgan Betz

oil on canvas
180 x 250 cm
Courtesy Willem Baars Projects, Amsterdam

Willem Baars Projects
http://www.baarsprojects.com/


CAAK & Kapo Creator in Residenceの参加アーティストのRohan Hutchinsonさんが滞在中に制作した作品《Material survey》を展覧会「ART COASTER 2012」に出品しました。

金沢の街中にある駐車場のブロック塀や、茶屋街の格子、石川門のコンクリート面などの様々な質感のあるモチーフ撮影してコラージュした作品です。


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photo: Kohei Yonezawa


*「ART COASTER 2012」はKapo金沢市民芸術村が主催する展覧会です。


(MS)

CAAK & Kapo Creator in Residence/ Artist: Rohan Hutchinson

CAAK & Kapo Creator in Residenceの参加アーティストのRohan Hutchinsonさんによるレクチャー&パーティーを開催しました。

写真で作品を制作しているRohanさんのこれまでの作品や、コンセプトについて話してくださいました。

金沢での滞在中は街中を大判のカメラで撮影をして作品制作をする予定です。


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金沢の街で見つけることができる「表層」は様々な層が重なった階層として存在していると考え、それぞれの層について作品制作を通じてリサーチするそうです。その階層には「時代(時間)」「経済」的なものも含まれるということでした。建築にもとても関心があるようでした。

参加者は金沢在住のアーティストがほとんどでしたので、パーティーでは作品を紹介し合う交流の場となりました。


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(MS)

CAAKレクチャー39 竹久侑

CAAKレクチャー39 竹久侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
「水戸と震災:アートにできること、できないこと」

みなさん、こんにちは。
今回のCAAKレクチャーでは竹久侑さんにお話いただきます。
竹久さんは、ロンドンで勉強されて、今は水戸芸術館現代美術センターの学芸員です。「カフェ・イン・水戸2008」を担当したり、日比野克彦さんの「明後日朝顔プロジェクト」を市民有志の実行委員会とともに運営していたり、MeToo推進室と関わったりと、市民との協働企画にも積極的で、2009年からは大友良英さんディレクションの、市民が出演・運営する「アンサンブルズ・パレード」を行っています。
先日の震災で水戸芸術館も被災し、いまも復旧工事で休館中ですが、つい先日、広場での事業によって活動が再開し、7月末の展覧会事業の再開も決まりました。
震災を受けてアートができること、できないことを考えざるを得なかった、被災したキュレーターの竹久さんが、3.11以降、美術館職務の範囲の内外で考え、実践してきたことについて、水戸の被災状況とあわせて、お話を伺いたいと思います。

みなさまのご来場、心よりおまちしております。

【日時】2011年6月14日(火)19:00〜20:30
【会場】CAAK寺町の町家(寺町2-3-4)
【参加費】500円(1ドリンク付き)※レクチャー終了後、希望者で夕食に行くことを予定しています。
【定員】30名
【言語】日本語
【主催】CAAK Center for Art & Architecture, Kanazawa

【お問い合わせ】office@caak.info ※要事前申し込み
参加ご希望の方はお手数ですがoffice@caak.info まで、お名前、所属と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込みください。

【講師プロフィール】
竹久侑(たけひさ・ゆう)
1976年大阪府出身。水戸市在住。水戸芸術館現代美術センター学芸員。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、写真家の事務所にて展覧会コーディネートやプロダクション・マネジメントの仕事を経て2002年に渡英。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて展覧会等アートプロジェクトの企画について修士課程で学ぶ。2005年までの3年間ロンドンでインディペンデント・キュレーターとして展覧会の自主企画やイギリス在住の作家を日本に紹介する事業に関わる。2006年より現職。「日常の喜び」と「カフェ・イン・水戸2008」の企画を担当したことを機に、アートと町、アートと人との関係性という以前からの関心に拍車がかかる。おもな展覧会=「リフレクション──映像が見せる"もうひとつの世界"」「大友良英『アンサンブルズ2010──共振』」ほか。

みなさまご無沙汰しております。

猛暑だった夏も終盤ですね。やり残した事はないですか?


寺町のお祭りと同じ日に開かれたレクチャーシリーズ第35弾は

アーティストの中崎透さんと臼井隆志さんのダブルレクチャーという形で行いました。

 

今回はウェブサイトのartscapeさんの開設15周年企画「Dialogue Tour 2010」の企画と同時に行われました。

レクチャーはアートを制作、発信する場所を中心としたものでした。

 

 アーティストの中崎さんはキュレーターの遠藤水城さんと水戸で遊戯室というスペースを運営、臼井さんは仲間と共に練馬でアーティストイン児童館というプログラムを実行されています。

 遊戯室は、とにかくゆるく、自由に、という雰囲気が印象的で、最低限のルールを守ってさえいれば大丈夫といった感じでした。同時に作品を展示・制作する際に積極的にその地域を復興しようとする考えとは距離を置いた作品をつくってもらいたいし、そのような場でありたいということもおっしゃっていました。結果的に地域に貢献した作品となるのは良いともおっしゃっていました。

 また、美術館と違い、スペースや組織自体小さいものであり、お金もそれほどかからないため、ゆるく、細いネットワークでも維持が可能で、さらに直接的な関わりやウェブを通した出会いなどで幾重にもネットワークの糸を絡めていくかたちは興味深い話でした。

 このようなかたちは水戸という場所、例えば、対水戸芸術館、対周辺地域、対東京と考えた時にアートスペースとして有効に機能しているともおっしゃっていました。

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 その後、臼井さんのレクチャーはパーティーの中で行っていただきました。

アーティストイン児童館とは、児童館をアーティストに作業スペースとして提供するというプログラムです。

子ども達にとってはアーティストの創作活動の中で遊びながら、ワークショップに自然に参加する状態となるようで、ワークショップを行う場所を変える事で、創作活動、ワークショップの内容がよりリアルなものとなる、ということです。

 遊戯室とは違い、児童館という場の特性を積極的に利用していくかたちで、作品のみならず、子ども達とアートの関係にも幾らか影響を与えるものでしょう。

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 CAAK自体もオルタナティブな場であり、アーティストや建築家の話を聞き、パーティーで団欒して、いろんな人と話し、知り合える場として有効に働いていると思います。

 こういった活動がいろんなところにあると、日常が楽しくなると思うんですけどね。

 活動場所によって、地域の特徴に適するかたちや内容があり、また団体の枠組み自体がカチっとしたものでない分どんどん変容していくもののようですね。

今日もおいしい料理がたくさん並びました!

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中崎さんが水戸からいらしたということで「水戸納豆」というテーマでした。

おいしい食事とお酒もアートには必要かもですね。

s.k.

CAAK レクチャー&パーティ 35
第1部:中崎透(アーティスト) 「遊戯室について」
第2部:臼井隆志(アーティスト・イン・児童館 プログラム・ディレクター) 「アーティスト・イン・児童館について」

第1部では、アーティストの中崎透さんにお越し頂き、水戸で中崎さんが設立し運営している「遊戯室」のお話を伺います。遊戯室のような活動の面白さや可能性について、話し合う機会にできればと考えています。第2部では、臼井隆志さんに、東京都練馬区の児童館での「アーティスト・イン・児童館」という活動についてご紹介いただきます。レクチャー後、恒例のパーティを行います。差し入れ大歓迎です。皆様のご参加をお待ちしています。なお、第1部のレクチャーは、ウェブマガジンartscapeの開設15周年企画の一つとして、全国のCAAKのような活動8カ所をめぐる「ダイアローグ・ツアー2010」の一環として行われます。

【日時】2010年8月28日(土) 19:00 - 22:00
【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)
【参加費】1,500円(パーティーに参加されない方は1,000円返却いたします。)
【定員】30名
【言語】日本語
【主催】CAAK Center for Art & Architecture, Kanazawa
【協力】artscape(大日本印刷株式会社)
【スケジュール(予定)】
19:00-19:45 第1部 中崎透レクチャー
19:45-20:00 質疑応答
20:00-           パーティ開始(ビール、フード等差し入れ大歓迎!)
20:30-21:00 第2部 臼井隆志レクチャー
22:00               終了
【お問い合わせ】office@caak.info ※要事前申し込み
参加ご希望の方はお手数ですがoffice@caak.info まで、お名前、所属と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込みください。

【講師プロフィール】
中崎透(なかざき・とおる)
1976年生まれ。茨城県水戸市出身、同地在住。アーティスト。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、水戸市を拠点に国内のさまざまな地で活動。言葉やイメージといった共通認識のなかに生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした「看板屋なかざき」と題した作品シリーズをはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata InstantParty」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。

臼井隆志(うすい・たかし)
1987年東京都生まれ。東京都在住。アーティスト・イン・児童館プログラム・ディレクター/慶應義塾大学総合政策学部在籍。アーティスト・イン・レジデンスの制度やワークショップの技法を引用したアートプログラムを実施している。2008年より練馬区立東大泉児童館にて「アーティスト・イン・児童館」を開始。本事業のプログラム・ディレクターとして、「ことばのかたち工房」(アーティスト:西尾美也 2008.10~)、「児童館の新住民史」(アーティスト:北澤潤 2009.11~2010.3)の企画・運営を手がける。2010年より練馬区立中村児童館にて、アーティスト・ユニット「Nadegata Instant Party」(中崎透+山城大督+野田智子)を招待した制作プロジェクトを展開中。その他、実験的な創作活動をアーティストや活動家とのコラボレーションを通じて実践している。


artscape開設15周年企画「ダイアローグ・ツアー2010」

CAAK Exhibition「岩崎貴宏展」レポート

2010.7.29〜8.1 かなざわ燈涼会 CAAK参加展示。 尾張町の町家「楳荘」を会場に、アーティスト岩崎貴宏氏を招待。蚊帳や布団、床の間を使って、ぽつぽつ鉄塔がたつ山並みの風景や、工事現場、山岳など小さな風景たちが町家に出現する。

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《アウト・オブ・ディスオーダー(布団)》(部分)


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《アンダー・コンストラクション(蚊帳)》(仮称、部分)


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楳荘の軸と岩崎貴宏《アウト・オブ・ディスオーダー(雑巾)》


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《アウト・オブ・ディスオーダー(雑巾)》


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「かなざわ燈涼会」参加企画

岩崎貴宏展


【会期】2010年7月29日(木)~8月1日(日)

【開場時間】11:00~21:00(最終日のみ17:00まで)

【会場】楳荘(金沢市尾張町2丁目9-10)

【主催】社団法人金沢青年会議所

【楳荘会場企画】CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa

【入場料】無料

【出品作家】岩崎貴宏

岩崎貴宏展のお知らせ(7月29日〜8月1日)

金沢青年会議所が主催する「かなざわ燈涼会」への参加企画として、広島在住で世界的に活躍するアーティスト、岩崎貴宏さんの展覧会を行います。
岩崎さんはこれまでにも東京の森美術館や水戸芸術館現代美術センターなどで作品を発表し、昨年はフランスのリヨン・ビエンナーレに参加。今年のバーゼル・アートフェアでも好評を博しました。一方、地元広島の「広島アートプロジェクト」でもキュレーションを行うなど中心的に活動されています。
今回の会場は、尾張町の町家「楳荘」。明治後期に建てられたと推定される、朱の塗りの素敵な高町家です。加賀友禅の老舗「木倉や」さんの所有で、普段は公開されていませんが、今回、木倉やさんのご協力により展示に使わせていただきます。
作品は、布団を使った旧作に加えて、蚊帳をつかった新作を制作する予定です。
4日間限りの展示となりますが、是非、ご高覧ください。

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「かなざわ燈涼会」参加企画
岩崎貴宏展

【会期】2010年7月29日(木)~8月1日(日)

【開場時間】11:00~21:00(最終日のみ17:00まで)

【会場】楳荘(金沢市尾張町2丁目9-10)

【主催】社団法人金沢青年会議所

【楳荘会場企画】CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawa

【入場料】無料

【出品作家】岩崎貴宏


7月28日(水)19時より21時まで、会場にて内覧会を行います。「かなざわ燈涼会」オープニングセレモニー出席のため、作家が会場にいるのは、20時以降となります。

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岩崎貴宏《アウト・オブ・ディスオーダー(布団)》


7月のレクチャー&パーティのお知らせ

いつもCAAK をご支援いただき、ありがとうございます。
しばらくぶりに、レクチャー×3回分のお知らせです。
梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばすラインナップ。
お誘い合わせのうえ、ぜひぜひご参加くださいませ!
申し込み方法などは、三回共通です。文末をご参照ください。

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7/19(土)19:00-@CAAK
CAAK レクチャー&パーティ 32
-Andrew Burges(建築家)
:Andrew Burges Architecture: Recent Works

-Joanne Jakovich(シドニー工科大学講師)
:The City and the Sensor: Projects
http://www.jakovich.net/

オーストラリアからとっても興味深いプロジェクトを手がける
お二人が来沢。
☆レクチャーは日本語です☆
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7/29(木)19:00-@CAAK
CAAK レクチャー&パーティ 33
岩崎貴宏:「自作について」

CAAKも企画者として参加する「かなざわ燈涼会」(7月29日〜8月1日)にて、
町家を会場に布団を使ったインスタレーションを行うアーティスト岩崎貴宏氏に、
自作についてお話しいただきます。

岩崎貴宏
1975年広島生まれ。05年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。
2007年の旧中工場アートプロジェクト「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展を企画担当、また2009年の広島アートプロジェクト「いざ、船内探険!吉宝丸」展では企画リーダーを務める。
主な展覧会に第10回リヨンビエンナーレ「日常のスペクタクル」(リヨン、フランス)、「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術センター、茨城)、「六本木クロッシング2007 未来への脈動」(森美術館、東京)。
見慣れた日用品に手を加えて、ミニチュアの風景を想起させるインスタレーションを発表。広島在住。

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7/31(土)19:00-@CAAK
CAAK レクチャー&パーティ 34
長田直之:「多元的」であること

能美市にステンレスパネルの外装が印象的な住宅「Yo」を竣工させたばかりの長田さん。
奈良からおいでいただき、お話を伺います。
スペシャルゲストも乞うご期待!

長田直之
1968 名古屋生まれ
1986 愛知県立五条高校卒業
1990 福井大学工学部建築学科卒業
1990-94 安藤忠雄建築研究所
1994 ICU一級建築士事務所共同設立
2002-03
文化庁新進芸術家海外留学制度研修により
フィレンツェ大学留学(ルネッサンスの建築原理について)
2005 有限会社ICU一級建築士事務所に改組 東京オフィスを開設
2008 奈良女子大学住環境学科准教授に着任

www.icu-plus.com

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以下三回共通です。

【会場】寺町の町家(金沢市寺町2-3-4)

【参加費】1,500円(パーティーに参加されない方は1,000円返却いたします。)

【定員】40名

【言語】日本語

【主催】CAAK Center for Art & Architecture, Kanazawa

【スケジュール(予定)】


19:00-19:30 レクチャー
(31回 Andrew Burges&Joanne Jakovichのみ19:00-20:00)

19:30-19:45 質疑応答

20:00-22:00 パーティ

【お問い合わせ】office@caak.info ※要事前申し込み
参加ご希望の方はお手数ですがoffice@caak.info まで、
お名前、所属と携帯メール以外のご連絡先をお書き添えの上、お申し込みください。

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