レクチャー&パーティ「CAAK×金澤町家研究会」

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おだやかな春の陽気が感じられます。
犀川は花見の人々でにぎわいをみせ、金沢の町全体が
冬眠から目が覚めて出てきたような雰囲気ですね。
CAAKでは先日、以前この寺町の町家を使用していた
金澤町家研究会をお招きしてレクチャー&パーティを行いました。


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レクチャーでは、まず金澤町家研究会から水野さん、小林さん、武藤さんが
それぞれ金澤町家研究会のこれまでの活動、人とのつながり、この町家の歴史を
説明されました。

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この寺町の町家は昭和初期の建物で築80年近く。元は茶碗屋さんで、土間が店、畳の小上がりが帳場でした。2階の建具の損傷が激しく、町家研で補 修したらしいのですが、建具の柄(五重塔)と同じ模様が今はないので、職人の技術で修復したらしいです。町家の建具のモジュールは共通なので、建物自体よ り古い場合もあり、使い回されるのだそう。この建具は昔は違う家で使われてたのかな?

質問で出た町家をなぜ残すのかについては、第一回レクチャー五十嵐太郎さんの会も 
建築・保存について考えましたね。残すべきなのか、とりあえず残しておくのか。
難しい問題ですが、町家を個人的に実践していくことが保存につながればいいかなと思います。
町家を楽しく実践していくことの面白さを、いろいろな人が共有していけば、
町家(歴史)は楽しく保存されていくのではないでしょうか?


 

変わってCAAKからこれまでの活動を紹介。
レクチャー&パーティという実践を通した空間の活用法と、
これからの展望も含めて提示しました。
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続いて、パーーティ。

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武藤さんによる乾杯の音頭でパーティがはじまりました。 
寺町に移って新たな顔ぶれも見られ、総勢35名で会は盛り上がりました。
デザートの桜餅とパンは地元寺町の食材を使用。かなりおいしぃです。



中村彩さんから桜?を頂きました。植物でかなり土間の雰囲気が変わりますね。
他にもいろいろな方からいろいろなものを頂きました。ありがとうございます!
土間はテーブル席を設置。カフェみたいですね。
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土間はこれまでの活動をまとめたCAAKギャラリー。
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バックヤードで談笑するCAAKスタッフたち。
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いろいろなところでいろいろなひとが繋がっていく場が見えます。
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CAAKのレクチャー&パーティに参加くださいましてありがとうございます。
みなさま、これからもCAAK・寺町の町家をよろしくお願いします!
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(NN)
 


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