CAAKレクチャー&ディスカッション/リ・ユーリン

| コメント(0) | トラックバック(0)
犀川の花火大会も終わり、金沢は夏真っ盛り。

先日CAAKでは台湾から金沢に調査に来られてました
キュレーターのリユーリンさんのレクチャーとディスカッションを行いましたー。
スペシャルゲストは丸山純子さん、KOSUGE1-16から土谷さん。
re1.jpg
 

話の議題は、リユーリンさんが研究されているコンテンポラリーアートのための美術館について。
リユーリンさんはコンテンポラリー美術館とはどういうものかという問題に対し、
美術と建物の関係から、金沢をはじめ日本の美術館の事例を調べています。
そのことについて、レクチャー参加者でテーブルを囲んで議論しましたー。
re2.jpg
 

KOSUGE1-16の土谷さんは、自分の作品について、いつも何かのために作ってるとおっしゃってました。「~のために」。
その場の環境であったり、人であったり、展示する場所が必ずしも美術館である必要がないのです。
KOSUGE1-16の作品は何かが最初にあります。アートのためのアートを作ってない。
re5.jpg
 

ギャラリーを経営する方は、アートのための空間より、個人で経営するギャラリーは経済ぬきには成り立たないと伺いました。
なるほど、ごもっともです。

議論はつづきます。。
re4.jpg
 

個人的には
「コンテンポラリーアート」の「ため」の美術館の空間って考えられない。
常設か、美術館の空間を考慮してつくってもらうしかなくて、ある程度ならどこでもよくなるんじゃないのかな。町家でもいいし、原っぱでもいいし。(たし か)貴族の所有物を誇示し見せるところから始まった美術館。集めたものを見せるためのものだったら、ホワイトキューブでいいような。。。大切なのは建築と 人、アートと人の関係、システム、企画、運営だったり、その部分で美術館の役割がある気がします。今、美術館は「アート」のためじゃなくて「人」のため? かな。...そりゃそうか。アートが社会性を持ってるということか。うーむ。。
なーんて考えてたら、もう終了の時間。

 
re3.jpg
今回はパーティはなかったので、参加者で近くのお店に食事にいきましたー。
そこでもワイワイいろんな話をしました。今度の展覧会の話や、せんべいの話やすもうの話や...
そういえば梅雨は開けたのでしょうか?
それでは、また次回。お楽しみにー。


(NN)
 





トラックバック(0)

トラックバックURL: http://caak.info/blogpost/mt-tb.cgi/213

コメントする

アーカイブ