CAAKレクチャーシリーズ第18回平田晃久「空間の自然」

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みなさま、寒い日が続きますね。今年もあと僅か。

どうかお体をご自愛くださり、よいお年をお迎えください。

 

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建築家の平田晃久さんをお招きして、レクチャー&パーティを行いました。

どういうことを考えて建築の設計をしているかを家具から住宅、公共施設までの大小いろいろなプロジェクトを紹介しながら説明しました。

 

議題は「空間の自然」

自然物の成り立ちに焦点をあて、建築の生成の原理を設計する。

 

SKY(そら)、SEED(たね)、PLEAT(ひだ)

生き物のように建築を捉え自分自身の生成原理をもった建築をつくろうとしてます。

 

珊瑚礁のようにひだがいっぱいある空間や、キャベツの断面のように連続しているけども全体はみえない空間。床を積層してプランニングする概念とは別の概念をつくり続けています。


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横浜のトリエンナーレ イエノイエプロジェクトでは。屋根は奇妙な人工物だけど、自然物にちかいもの。柔らかくしきる。頭はつながってないけど足元はつながっている。自然の地形の成り立ちに近い建築ですね。

 

生成された原理が建築に必要なのはなぜか。そこに社会とかかわる要素があるのかなと思い聞いていました。

 

自然の生成の形をどういう風に建築の立体のあり方に実現できるか。ひとつひとつの発見がたいへん興味深かったです。

 

ひだひだのかたちは表面積を増やして光合成する自然植物の特徴。成り立ちのレベルでかたちの本性を引き出して。形の原理をつくり、自然に近づくような建築を目指しています。

 

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レクチャーの後はパーティ。

参加学生さんは平田さんを囲みお話に耳を傾け、建築の議論が続きます。

今回は寺町の町家で行いました。建築家やアーティストと身近に語り合える場所としてはこのくらいのスケールの方がいいですよねー。

 

 

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平田さんありがとうございます!

また次回CAAKレクチャーシリーズをお楽しみに!!

 

 

NN)



 

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