CAAKレクチャーシリーズ25回 野老朝雄『紋/紋様』

| コメント(0) | トラックバック(0)
みなさま、こんにちは。
夏の暑さを楽しんでいますでしょうか。
 
今回は、夏休み連続レクチャーの初日、
TOKOLO.comの代表であるアーティストの野老朝雄(トコロアサオ)さんをお迎えしました。
 
今回のレクチャーは建築家の松川昌平さんが紹介して下さって実現しました。
レクチャーも野老さんと松川さんの掛け合い形式で行いました。

R10195431.jpg

上の写真は野老さんが愛知県美術館で行っている作品で、窓ガラスに張られた紋様の影が壁に落ちてきているところです。
この展示作業の後、金沢にきたそうです。その愛知県美術館での展示は窓ガラスで行われたもので、21世紀美術館でも窓ガラスを使って展示をしたいとおっしゃっていました。


P10609791.jpg

レクチャーでは、『紋と紋様』に至る過程やものをつくる際に大切にしていること今後のことに関して、
PPPマグネット
IZAt
BankARTでの作品
P.SCOpe
建築家・千葉学さんの建築物におけるサイン計画
建築家・阿部仁史さんの建築物におけるファサードデザイン、
OUTという文字を横にするとトコロと読めちゃう、などなど
多くの作品やプロジェクトや最新のものを通して語っていただきました。
 

紋と紋様は9.11のアメリカ同時多発テロが起きた日から続けていて、『繋がる』ということを考えて作成されたものだとのこと。
多くの人が共有できるはまる感覚、繋がるっていいよねということを考えてつくり始めたそうです。
中東の紋様や日本の唐草模様、ウィリアムモリスなどアーツ&クラフトのでみられる紋様などを取り上げて、この紋様の流れの次の紋様を作り出したいと仰っていました。
ある分野の次代のかたちを生み出そうとするのは非常に興味深いです。


また、インテリアとエクステリアの間や
直感や感覚とロジックやプロセスの考え方や
建築家の江頭慎さんの影響、
AAスクールで叩き込まれたCRITERIA(判断の基準)をものを考える際に重要にしていることなど、考えていることや考え方、どういったことに悩んでいたのかなど個人的に気になるところ部分も聞けてよかったです。


つくりながら発見することや使う人の感情を考えること、
コンパスや黄金率など丈夫なツールを用いて作品をつくること、
だれもがわかるルールから新しい発見をするセンスなど、
発想と作品のわかりやすさとそこを繋げるプロセスやロジックの強さが両立していて
建築物ではない、建築の面白さを再認識させていただきました。

P10608211.jpg 

これがP.SCOpeという作品です。
いろんな形状のものがあるようですが、これはまっすぐなタイプ。
中にガラス球が入っていて、光が同心円状に幾重にも見えてきれいでした。

R10193751.jpg

レクチャー後のパーティです。
手作りカレーと手作りナンなどいろいろあっていつも通りおいしかったです。

R10194021.jpg
 
 
パーティの後も話は絶えず、深夜まで続いて盛り上がりました。
野老さんと松川さんそれぞれに、「この人はすごいぞ」という人たちの紹介をしていただきました。二人とも、とても熱心に語っていてすごく楽しく、ベッヒャーや池田亮司、テオ・ヤンセンなどジャンルも多岐に渡り、非常に刺激的であると同時に、建築やアートの魅力や奥深さを感じさせていただきました。


さらにその後、松川さんに自作の作品や近況などレクチャーをしていただいちゃいました。
その場に自生するような建築をつくろうとしている印象を受け、とてもワクワクしながら話を聞いていました。
 
今回はいつも以上に内容の濃いレクチャーとなりました。
野老さん、松川さん遅くまでお話いただいて、どうもありがとうございました。
 
 
sk.
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://caak.info/blogpost/mt-tb.cgi/258

コメントする

アーカイブ