CAAK Lecture 36 五十嵐淳 / 近作「House M」について

| コメント(0) | トラックバック(0)

みなさま、いつもCAAKをご支援いただきありがとうございます。

最近は秋の香りがしてくるようになってまいりました。

 

今回の講師は、北海道に設計事務所を置き活躍なさっている五十嵐淳さんでした。

11日に金沢で行われる「JIA U-40 建築セミナー in kanazawa」に講師として招待されている五十嵐淳さんを、前日に半ば拉致する形で今回のレクチャーを開かせていただきました。8時開始と少し遅めの時間ということで、、パーティーをやりながらのレクチャーとなりました。その結果、いつもは講師の方が一番奥に座りレクチャーをしているのですが、今回は五十嵐さんが中央に入りみんなが囲む形のレクチャーとなりました。もしかしてこの形もありでは・・・?

 

P9101842.jpg


タイトル通り、レクチャーの内容は「House M」についてのものでした。

設計するにあたって考えた要素を、事細かに説明して頂きました。

各単位空間の周りにはバッファーを設けるようにしており、それは廊下であったり、外部であったりすること。

トップライトに関しても、形状によって明かりの入り方が違い、直射日光を取り入れるのではなく、

一度光を壁にあて、拡散したやわらかい光を室内に取り込むことへのこだわりもうかがうことができました。

どんなに大きな模型を作っても、こういった光のスタディはうまく見えないとおっしゃっていましたが、最終的には照度計算をするわけではなく、模型を見た自分の感覚で決定し、感覚が実際にできたものと誤差がないという話に驚きました。

 

P9101859.jpg


また、五十嵐事務所の朝方まで作業をし、翌朝は8時半から仕事を始めるという話にも驚かされました。

こういった話を聞くと、学生である自分はまだまだ甘いと反省させられました。。。

 

IMG_2309.jpg


寺町でのパーティー終了後も、五十嵐さんには翌朝5時まで学生にお付き合いいただきました。また金沢にいらした時は、ぜひCAAKに顔を出したください。本当にありがとうございました。


(T.I)


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://caak.info/blogpost/mt-tb.cgi/452

コメントする

アーカイブ